ノートパソコンを購入するとき、種類が多すぎて何を基準に選べばいいのか困ってしまいますよね。
WindowsなのかMacか、メモリ、ストレージ、CPU、重さで絞り込んでいきますが、画面サイズも使いやすさに大きく影響するので重視したいところ。
でも、画面サイズは単純に大きければ良いかというと、そうじゃない
アスペクト比(画面の縦と横の比率)で作業のしやすさが大きく違います。
なぜなら、同じ大きさ(インチ)の画面でも、アスペクト比が違うと使いやすさが違うからです。
私はこれまで小さな激安ノートPCから重くても大きなノートPCまで色々使用してきました。この記事では、ノートパソコンの画面(ディスプレイ)のアスペクト比についてご紹介します。
結論は、アスペクト比3:2をオススメします。圧倒的に使いやすい!
\ アスペクト3:2の製品 /
メーカー | 機種 |
ASUS | ZenBook S UX393EA/A |
HP | HP Spectre x360 14 |
Panasonic | Let’s note FVシリーズ |
Let’s note QVシリーズ | |
Lenovo | ThinkPad X1 Titanium |
Chuwi | CoreBook X |
CoreBook Pro | |
Gemibook | |
GemiBook Pro | |
Microsoft | Surface Laptop Go |
Surface Book 3 | |
Surface Laptop 4シリーズ |
インチとアスペクト比
まず、ノートパソコンの画面サイズについて整理します。
インチ→対角線の長さ
良く聞く「画面サイズは〇〇インチ」は、画面の対角線の長さのことをいいます。もし14インチの場合、14インチをセンチメートルに変換すると、35.56cmです。
この35.56cmはどこの長さかというと、画面の対角線です。
インチが大きくなればなるほど、画面は大きくなります。
アスペクト比→画面の横と縦の長さの比率
次にアスペクト比についてです。アスペクト比は、画面の横と縦の長さの比率を意味します。
現在、よく見かけるパソコンはアスペクト比16:9のものが多いです。
サイズが14インチでアスペクト比が16:9の場合、画面のサイズは横が31cm、縦が17.4cm(正確には17.4375cm)になります。
31cm:17.4cmの比率が16:9となります。
アスペクト比の調べ方
ノートパソコンを購入するとき、インチについては基本情報として掲載されています。
ただアスペクト比は書かれているサイトと無いサイトがあります。
購入しようとしているノートパソコンのアスペクト比が書かれていない場合は、解像度を探してみてください。
↓とあるノートパソコンのスペック表
1920×1080ピクセルと書いてあります。1920:1080は計算すると16:9になります。このパソコンはアスペクト比16:9です。
手計算でもできますが、比率計算のサイトも便利です。
同じインチでもアスペクト比が違うと?
例えば14インチの画面サイズでアスペクト比が異なるノートパソコンの場合、どうなるでしょうか?
【16:9のアスペクト比で14インチの場合】
画面の横は31cm、縦が17.4cmです。
【3:2のアスペクト比で14インチの場合】
画面の横は29.6cm、縦が19.7cmです。
同じ14インチの画面でも、アスペクト比が違うと印象が変わります。
16:9は横に長い印象が強く、3:2は16:9に比べて縦に長いです。
そんなに変わらないじゃんと思うかもしれませんが、実際に手にすると違う
アスペクト比:画面の横と縦の長さの比率
同じ14インチでも、アスペクト比が違うと印象が変わる
なぜ3:2がいいのか
ここまでノートパソコンの画面の基本的な用語を整理しました。
インチは大きい方が画面は大きくなり作業やウェブサイト&動画視聴がしやすくなります。あとは価格であったりどれだけコンパクトなノートパソコンが欲しいかによって、インチを決めていきます。
インチについては購入時に吟味する人が多いと思います。
ではアスペクト比はどう考えるといいのでしょうか?
★Webサイトの閲覧や文章入力がメインの用途→3:2
★動画視聴、かつ、映像にこだわりがある場合→16:9
横はあまりいらない
16:9に比べて3:2は横が短くなる分、縦に長くなります。
ウェブサイトを見たり、Wordやメールの文章入力がメインの場合、横幅はそこまで必要ないです。
例えばウェブサイトをパソコンで見る場合、ウェブサイトの両サイドは空白であったり、広告があることが多くないでしょうか?横はスペースが余りがちなのです。
ウェブサイトは縦に長く作られるので、どんどん縦スクロールをして閲覧していきます。
同じインチの画面でも16:9の画面に比べて3:2は垂直方向の閲覧スペースが約20%広くなります。つまり16:9より3:2の方が、縦方向に見れる部分が多いので、ウェブサイトの閲覧に適しています。
文章の入力も、横は16:9ほど長くなくても問題ないです。基本的に文章はA4サイズ縦で慣れていて、パソコンでの入力もそのサイズ感ですることが多いです。
16:9よりも3:2の方が縦に長い分、見やすく、作業効率が上がります。
↓Wordの画面です。両サイド余りがちです。
エクセルについても、私は16:9より3:2の方が作業しやすいです。横の列を多く使う場合もありますが、エクセルの列固定表示を使うので問題ないです。
職種によっては横長がいいというのもあると思いますが、ウェブサイトの閲覧や文書入力という用途では3:2に軍配が上がります。
16:9の強み
YoutubeやDVDを観るのは16:9でも3:2でももちろんできます。ただ、一般的な動画コンテンツというのはアスペクト比16:9で作られています。
そのため、画面フルに動画を視聴する場合、3:2だと、完全なフル画面ではなく黒い帯がサイドに入ります。ノートパソコンでの動画視聴にどこまでこだわりを持つかによります。
3:2の製品
アスペクト比3:2のノートパソコンは最近増えてきました。
私はSurface Laptop2で初めて3:2に触れて、「使いやすい!!!」と愛用していました。(画面サイズはとても良かったのですが、他の問題がありました)
販売されている製品をピックアップしてみます。
ASUS
HP
Panasonic
XZシリーズは生産終了ですが、中古ショップで取り扱いがあります。
Lenovo
Chuwi(ツーウェイ)
Microsoft
Surface Laptopシリーズ(Surface Laptop3, Surface Laptop4)
(※なお、Surface Laptop、Surface Laptop2もアスペクト比3:2ですが、修理や交換に不満があります。使いやすいんですけどね。スリープ機能をオフにすることをオススメします)
まとめ
ノートパソコンのディスプレイ選びに、インチだけでなく、アスペクト比も見ることについて書きました。Webサイトの閲覧や文章入力がメインの用途であればアスペクト比3:2をオススメします。
インチは購入前に確認している人が多いですが、アスペクト比はまだメジャーではないです。パソコンメーカーの製品絞り込みでは、インチを選択することはできても、アスペクト比での選択はまだできないです。しかし2019年頃からどんどんと3:2の製品が増えてきており、人気が出てきている途中だと思います。
購入しようとしているノートパソコンのアスペクト比が何なのかをチェックしてみましょう!
中古パソコンショップにも、アスペクト比3:2の製品は少しずつ出てきました。
中古パソコンショップのオススメ6選【実際に購入アリ】も読んでいってください。
\ アスペクト3:2の製品 /
メーカー | 機種 |
ASUS | ZenBook S UX393EA/A |
HP | HP Spectre x360 14 |
Panasonic | Let’s note FVシリーズ |
Let’s note QVシリーズ | |
Lenovo | ThinkPad X1 Titanium |
Chuwi | CoreBook X |
CoreBook Pro | |
Gemibook | |
GemiBook Pro | |
Microsoft | Surface Laptop Go |
Surface Book 3 | |
Surface Laptop 4シリーズ |